履歴書は書けたのに、封筒の前でまた手が止まる。表に何と書くのか、送付状には何を書くのか、どの順番で入れるのか。応募のたびに同じことを調べ直していませんか。
- 「履歴書在中」と「応募書類在中」のどちら
- 送付状に何を書けばいいのか
- 封筒に入れる順番
- 封はのりかテープか

毎回ここで調べ直していて、そのたびに手が止まってしまいます。

一度わかれば次から迷わないよ。文例をそのまま置いておくね。
先に結論をお伝えします。履歴書だけなら「履歴書在中」、職務経歴書も入れるなら「応募書類在中」です。入れる順番は送付状、履歴書、職務経歴書。送付状が一番上になります。
この記事は、実際に何度も応募書類を送ってきた経験と、転職の各案内を確認したうえでまとめました。送付状は穴埋めで使える形で、まるごと載せました。
読み終えるころには、封筒の表裏に何を書くか、送付状に何を入れるかが分かります。次に応募するときは、形式で迷う時間がなくなります。調べ直したぶんの時間を、中身を整えることに回せるはずです。
封筒の選び方

まず封筒からです。ここを間違えると、履歴書を折ることになってしまいます。履歴書は折らずに送るのが基本です。3つに分けて見ていきましょう。
大きさ
A4の書類が折らずに入る大きさを選びます。角形A4号か角形2号が一般的で、角形2号は240ミリ×332ミリです。クリアファイルに入れて送るなら、少し余裕のある角形2号が扱いやすいでしょう。
色
白を選んでください。茶色の封筒は事務的な書類に使われることが多く、応募書類には向きません。中身が透けないよう、厚みのあるものだと安心です。
クリアファイルに入れる
書類はクリアファイルに入れてから封筒に入れます。雨に濡れたり、途中で折れたりするのを防ぐためです。手間のように見えますが、受け取る側が開けやすいという利点もあります。
表書きの書き方

次に封筒の表です。ここで一番迷うのが、赤字で書く言葉の使い分けになります。入れる書類が何かで決まるだけです。3つに分けて説明します。
宛名
封筒の中央あたりに、会社名から書きます。株式会社を「(株)」と略さず、正式名称で書いてください。敬称は、部署に宛てるなら「御中」、担当者個人に宛てるなら「様」を使います。
担当者の名前が分からないときは「採用ご担当者様」で構いません。部署名と個人名の両方に敬称をつけるのは誤りです。「人事部御中 採用ご担当者様」ではなく、「人事部 採用ご担当者様」と書きます。
在中の使い分け
ここがはっきりしない方が多いところです。
- 履歴書だけ(送付状を含む)… 「履歴書在中」
- 職務経歴書など他の書類も入れる… 「応募書類在中」
迷ったら「応募書類在中」のほうが無難とされています。履歴書しか入っていなくても違和感がなく、書き漏れも防げるためです。なお「書類在中」は意味が広く、応募書類だと伝わりにくいので避けましょう。
書く位置と向き
赤い文字で書き、定規を使って四角く囲みます。位置と向きは宛名にそろえるのが決まりです。
- 宛名が縦書き … 表面の左下に、縦書きで
- 宛名が横書き … 表面の右下に、横書きで
文字の大きさは、宛名より一回り小さくすると収まりがよくなります。赤の油性ペンで書き、消せるボールペンは避けてください。スタンプを使っても問題ありません。
表と裏をまとめると、次のようになります。

裏面と封の仕方

裏面は見落とされがちですが、ここにも決まりがあります。差出人が分からないと、届いても誰からか判別できません。封の仕方にも作法があります。3つに分けました。
自分の情報を書く
裏面に、自分の郵便番号、住所、氏名を書きます。左下にまとめて書く形が一般的です。住所は都道府県から省略せずに書いてください。
のりで閉じる
封はのりで閉じます。セロハンテープや両面テープは、見た目が砕けた印象になるため向きません。スティックのりで十分ですが、端までしっかり貼りましょう。
封じ目に〆を書く
閉じたあと、封の中央に「〆」と書きます。封を閉じた印で、開けられていないことを示すものです。「×」ではないので、そこだけ気をつけてください。
送付状の書き方

送付状は、何を送ったかを伝えるあいさつ状です。決まった形があるので、一度おぼえれば毎回使えます。A4一枚に収めるのが目安です。3つに分けて説明します。
入れる項目
上から順に、次のものを入れましょう。
- 日付(右上・投函する日)
- 宛名(会社名・部署・担当者名)
- 差出人(住所・電話・氏名を右寄せ)
- 件名
- 頭語とあいさつ(拝啓)
- 応募の経緯と簡単な自己PR
- 結語(敬具)
- 記(同封した書類と枚数)
- 以上
そのまま使える文例
〇〇の部分を自分の情報に置き換えれば、そのまま使えます。
2026年11月5日
株式会社〇〇
人事部 採用ご担当者様
〒000-0000
〇〇県〇〇市〇〇1-2-3
〇〇 〇〇
電話 000-0000-0000
応募書類送付のご案内
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
このたび、〇〇にて貴社の求人を拝見し、応募書類をお送りいたします。前職では〇〇の業務に携わってまいりました。これまでの経験を貴社で活かしたいと考えております。
ご多用のところ恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いです。
敬具
記
一、履歴書 1通
一、職務経歴書 1通
以上
気をつけること
日付は、書いた日ではなく投函する日にします。年号の表記は、履歴書と必ずそろえてください。自己PRは3行から4行で足ります。長く書くと、かえって読まれません。
なお、そのまま使い回せるのは形式の部分だけです。会社名、日付、自己PRと志望の部分は毎回書き換えます。ここを前の応募先のままにしてしまう事故が、いちばん多いところです。
志望動機の考え方は転職の志望動機の書き方と例文にまとめました。
入れ方と送り方

最後に、入れる順番と出し方です。ここも毎回迷いやすいところになります。送付状が一番上と覚えておけば大丈夫です。3つに分けました。
入れる順番
クリアファイルの中で、次の順に重ねます。
- 1枚目 送付状
- 2枚目 履歴書
- 3枚目 職務経歴書
封筒から出したとき、送付状が最初に目に入る向きが正解です。封筒の表と書類の表をそろえて入れると、自然にその向きになります。
ハローワークの紹介状がある場合は、送付状のすぐ下に入れます。
- 1枚目 送付状
- 2枚目 ハローワークの紹介状
- 3枚目 履歴書
- 4枚目 職務経歴書
この順番は、ハローワークが公開している案内に示されているものです。紹介状は会社宛てに発行されたものなので、開封せずにそのまま同封してください。送付状の「記」にも「紹介状 1通」と書き添えておきましょう。
切手と出し方
切手の料金は重さで変わります。自分で貼って出すより、郵便局の窓口で量ってもらうほうが確実でしょう。料金が足りないと相手に不足分の請求が行くため、ここは慎重に。
手渡しのとき
面接当日に持参する場合は、書き方が変わります。
- 宛名は書かない
- 表には「履歴書在中」か「応募書類在中」だけ
- 封はしない(のり付けしない)
- 裏面に自分の住所と氏名は書く
その場で中身を確認してもらうため、封をしないのが作法です。封筒ごと手渡し、取り出して渡すよう言われたら従いましょう。
封筒と送付状でよくある質問

最後に、出す前に迷いやすい点をまとめました。どれも知っていれば数秒で済むことばかりです。気になる項目だけ読んでいただいて構いません。
送付状は必ず要る?
なくても書類は届きますが、添えるのが丁寧な形とされています。何を何通送ったかが一目で分かるため、受け取る側も助かります。手間は一枚分なので、入れておくほうが無難でしょう。
送付状は手書き?
どちらでも構いません。中途採用ではパソコンで作るのが一般的になっています。履歴書を手書きにしたなら、そろえて手書きにするのも自然です。
メールで送るときは?
メールの本文が送付状の代わりになります。別に送付状のファイルを添える必要はありません。件名に氏名と応募職種を入れると、相手が見つけやすくなります。
速達で送るべき?
締切が迫っているときだけで構いません。余裕があるのに速達にすると、かえって慌てた印象になります。締切に間に合わない場合は、送る前に電話で一報を入れましょう。
書き損じたら?
封筒も新しいものに書き直します。修正液や二重線は、履歴書と同じく避けるのが基本です。封筒は安いので、何枚か余分に買っておくと気が楽になります。
折って送ってもいい?
避けてください。折り目があると読みにくく、扱いが雑な印象を与えます。封筒代を惜しまず、折らずに入る大きさを選びましょう。
まとめ|次から迷わない

封筒と送付状は、毎回調べ直すには惜しい作業です。在中の使い分けと、送付状が一番上。この2つを押さえれば、ほとんど片づきます。形式で悩む時間は、中身を整える時間に回しましょう。
- 白の角形A4号か角形2号を使う
- 履歴書だけなら「履歴書在中」
- 他の書類も入れるなら「応募書類在中」
- 赤字で左下に書いて四角く囲む
- 封はのりで閉じて封じ目に〆
- 送付状、履歴書、職務経歴書の順

この形さえ分かれば、次からは迷わずに済みそうです。

そう。形式は一度決めてしまえばいいの。中身は毎回書くけどね。
今日は、封筒を買いに行くだけで十分です。白の角形2号を、書き損じに備えて何枚か買っておいてください。書く段になったら、この記事を開いて形をなぞれば進みます。形式に悩む時間は、もう要りません。
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